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のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)
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2月11日 「誰のための介護 @」
今日はホームに着いた瞬間からHjordis(ヨールディス)の泣き声が聞こえる。
ちょうど夕食の時間だったので全員で食堂に座っていたのだが、どうにも泣き止まないために、少しの時間だけ独りでリビングに移された。そこでも泣き止まずにいたので、一人の職員が彼女の分の食事を運んで行った。
どんな方法で彼女に近づいていくのか知りたかったので、私は様子を見ていた。
職員は最初優しく話しかけながらも、拒否する彼女に対して無理やり食事を口に運ぼうとしている。それでもどうしても拒否しているので、今度は彼女の好きなバナナをパンに乗せ口へ運んだ。少しずつ大人しくなっていった彼女は、最後には自分の手で少しバナナを食べるようになった。
結果としては良かったと思う。言葉遣いも優しかった。だが、どうしても私には腑に落ちない物凄い威圧感を、その職員から感じてしまった。
私が感じるくらいだから、恐らくヨールディス本人も何かは感じているに違いないと思う。でも、彼女はここ数日食欲がなかったので、食べないよりは好きなバナナでも口に入れた方が安心する。
安心する?これは結局私たちが、「安心する」という事なのだろうか。その職員も、彼女が食べたことに満足していた。だが、その威圧的な方法が決して良いとは思えなかった。
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