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のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)
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2月12日 「誰のための介護 A」
昨日に引き続きHjordis(ヨールディス)の様子が少しいつもと違う。ベッド上で泣いてはいるが、叫ぶでもなく怒るでもなく、顔つきはとても苦悩に満ちた表情でとにかく苦しそうである。
ケアスタッフだけでは判断がつかないので、看護士に様子を診てもらうことにした。このホームには専属の看護士が一人いる。彼は医師の資格はないけれど、かなり長期間医師になるための勉強もしてきたそうだ。とても賑やかな人で、周りの雰囲気を明るくするけれど、他の看護士やケアスタッフからは「少し変わり者」とされている。そして一番気になるのは、何かが起こるとすぐ投薬方法を選ぶことである。
ここでは医師から支持された薬の管理は全て看護士が行っている。我々ケアスタッフは看護士からの支持で薬を与えるのみだが、彼が今回取った方法も「薬」であった。
「とにかくこれを飲んで様子を見よう」と。私の知識ではそれが良い方法なのかどうかは全く判断出来ないし、他の人の話のみで彼の人間性を決め付けることはしたくない。ただ分かったことは、結果として投薬後も症状は変化がなかった、という事のみである。
ヨールディスは夕食時もベッドに寝たままで、今日は様子を見守ることになった。
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