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のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)
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2月16日 「誰のための介護 C」
そしてハプニングは続く。。。
夕食後に各自のトイレ介助などをしていると、Maud(モウド)が施設の受付の人に連れられて戻ってきた。コートを着て施設の外に出ようとしたところを発見されたらしい。
このグループホームは暗証番号でしか開かない玄関になっており、職員以外は知らないはずなのに何故!?一人の職員が「彼女が出たそうだったから開けてあげたの」と言った。
ここは複合施設で外部の人間も自由に出入り可能。その中に紛れ込んでしまったら、何処にいったか分からなくなる。夕方を過ぎれば外は暗いし、室内とは比較にならないほど寒い。注意を受けた。これはもっともだと思う。
この職員は先日も述べた人である。彼女は基本的にはとても優しい。ただ、良かれと思って勝手に判断したことが大きな問題に成りかねない。「彼女が喜んだから。」「彼女が食べたから」と自分は満足するかもしれないが、これは誤った判断だと思う。
でも、これらは非常に難しい問題。個人の自由を尊重し、その人が望むことをさせてあげたい。しかし、人の命を預かっている以上守らねばならないこともある。その為に我々がいるのだから。
どこまでが私達の介入出来る部分なのか、この判断はとても難しいと思う。ユニットケアを実施しているからこそ起きる問題なのかもしれない。私ならどうするか。ハプニングが起きたり、他の職員のやり方を見ているときにいつも思う。
そして決して忘れてはならないのが、「誰のための介護なのか」という事だと思う。
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