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のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)
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4月21日 「Maud」
今日はとてもいい天気。とは言え気温は低いので、やはりまだまだ風邪には用心しなければいけない時期。今日は食後のコーヒータイムの時に、Maud(モウド)が急に怒り出した。「何故、私はここに座っていなければいけないの?」と。実はその直前に彼女自身がここに来てコーヒーを飲み始めたのだが。
スタッフが、「別に座っている必要はないですよ」と答えると「そうよね!」と言い、コーヒーも飲みかけのまま自分の部屋に戻り、ジャケットを着て「外に出掛けます」と言った。彼女は一人で外出することは不可能だ。でも、恐らく何らかの形で気分転換が必要なのだろうと思い、私が一緒に散歩をすることにした。
施設の外に出るとやはり寒く、彼女は「やっぱり帰る」と言い中に戻ってしまった。それでも気持ちが治まらない様子だったので、一緒に施設内の他の場所を見学することにした。レストランや私が別の日に働いているデイケアなどを訪問。デイケアのスタッフは彼女のことを知っていて、とても歓迎してくれた。そのことでMaudも満足した様子で、表情が明るくなった。
彼女はホーム内でも一番エネルギーに溢れ、じっとしていることが好きではない。かといって自由に外出して戻ってこられる状態ではない。しかし、いつも誰かが一緒に散歩が出来るわけでもない。出来るだけ彼女が好きなことが出来る状態を考えていかなければとスタッフも試行錯誤は続く。
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