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のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)
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4月23日 「痴呆症の理解」
久しぶりにデイケアでの仕事。ここ数週間内で少し変化があった。
毎回可愛い笑顔を振りまいていたRune(ルーネ)が亡くなったこと。
ある日、いつものように自宅でコーヒーを飲んだその直後にすっと息を引き取ったそうだ。私たちは家族ではないし、何も言うことは出来ないが寂しい思いをするのは皆同じだし、それを止めることは出来ない。ただ、私たちはそれをすぐに受け入れて切り替えなければいけないだけだ。
最近新しく入ったもう一人のルーネ(同じ名前)は健在。今日も台所周辺で何か仕事がないかと見つけては、机を拭いたり皿を並べたりしている。少しでも何か染みがあるとすぐタオルを持ってきては拭く。スタッフに言わせると、恐らく来て間もないことから、自分は良い人間であると周囲に知ってもらいたいという気持ちが余計にそうさせているのではないか、との事。
現実に他の人が彼を褒めると、「いやあ、大したことないよ」と言いながら、嬉しそうに皿を並べて皆にジュースをついで回っているが、時々度が過ぎてしまうこともある。
家庭では奥様が彼の痴呆症状を受け入れることが出来ずに混乱して、日に何度も施設に電話をかけてくる。話を聞いてもらいたいのだろう。週に3回デイケアを訪問しているが、二人が離れることの出来る時間が彼女にとってもルーネにとっても必要で、今後どう影響してくるのか、見守ることにしようと思う。
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