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のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)
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4月30日 「ハリエット退職」
今日はデイケアでの仕事。長年リーダーで仕事をしてきたHarriet(ハリエット)が今日で仕事を終えて、年金者になる。スウェーデンでは基本的に65歳が定年。
いつものように皆を迎え、一緒に唄を歌い、食事を作っている。彼女に今の気持ちを聞くと、「想像出来ないくらいに嬉しい!」と返事が返ってきた。最近は疲れが取れないままに仕事を続け、体調もあまり良くなかったらしい。デイケアのスタッフは朝がとても早い。そして月曜日から金曜日まで毎日続く。臨時職員がいるとしても、基本はYvonne(イボンヌ)との二人体制なので休む訳にはいかない。
そのイボンヌがあるアイデアをそっと耳打ちしてきた。「今日は天気が良いから昼食後に何人かで散歩して、その際に花束を買ってこようと思うの。皆からとして、コーヒータイムに渡すのはどうかしら?」と。もちろん!そして昼食前に、少しハリエットが留守をした最中に一人一人に話をした。全員に一度に話しかけても、その場で理解出来る人とそうでない人がいるからだ。一人に対してきちんと話すと、ほとんどが理解してくれた。そしてこれは思っていなかったが、「それならお金出すから一緒に買って!」と言われ、結果10クローネずつ徴収することになった。
昼食後にいそいそと「じゃあ、天気も良いし。散歩に行こう!」遠慮した数人を残し、ほぼ全員で散歩に出かける。途中から、散歩が目的なのか花を買うのが目的だったかも忘れているが、外に出て新鮮な空気を吸って咲き始めた花を見るだけで彼らは大満足だった。コーヒータイムに何とか間に合うほどにようやく戻り、いよいよその時。
お花の贈呈役をMary(マリー)に頼んだ。ハリエットにとっては予想外の出来事だったようで、さすがの彼女も涙を止めることは出来ないらしい。私も別れを言うのは辛いので、「また会いに来てください」とだけ頼んだ。ここのデイケアは職員も訪問者も皆温かく、これまでどれほど私自身が癒されたか分からない。是非また会いに来てください。
本当にお疲れ様でした!
定年退職するハリエット
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