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のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)
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6月〜7月 「夏休み!日本編」
スウェーデンは夏休みが日本より1ヶ月早い。6月には学校が終わり、その後私は日本に一時帰国をした。岩手のとあるグループホームで数日間の滞在。梅雨の晴れ間のような心地よい天気が続く中、のんびりとした雰囲気のホームで過ごした。
開設して1年の比較的新しいホームではあるが、施設長、職員が日々試行錯誤しながらも、自分たちなりのケアを目指している姿が印象的だった。そのホームのスタッフは介護者としてのベテランは少ないが、その為なのか、一つ一つの出来事に対して、周囲と協力し合い解決をしていく。個々がプロとしての自覚を持つことが大切だが、その前に忘れてはいけない大切なことを、仲間同士、お年寄りを通して学んでいくのは一番重要だと思う。それは経験を積めば分かることでもない。
介護経験が多い人は、確かに技術面では安心して任せられる。けれども、ほんの些細な出来事にも一から考え、対処していく気持ちは忘れがちな場合が多い。マニュアルはそこには存在しないのだ。
人間同士の生活を支えていくのもまた人間。一つとして同じ出来事はないはず。確かに、時間に追われ人数が足りない分の穴埋めをしようとすると無理が生じる。今の日本の制度では、カバーしきれない事の方が多いかもしれない。しかし、決して今のスウェーデンの福祉情勢も全てが素晴らしいわけではない。
その地方の特性も大切だと思う。その土地で産まれ育った人にしか分からないこともある。一人一人に対するケアの中に、そういう背景もきちんと考えていきたいと思う。
岩手のホームにて
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