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放射性物質の人体への影響(晩発性障害について):
東北地方の大地震は大きな被害をもたらしましたが、原子力発電の災害も住民にとって多大な災害となりました。
東北地方太平洋沖地震において犠牲者のご冥福をお祈り申しあげるとともに、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
原子力発電所の破壊により、放射性物質の問題がマスコミによっていろいろと報道されています。しかし、放射性物質の報道では数字ばかりで、なかなか実情を正確に把握することができません。
ここに放射性物質の計算の仕方などについての情報を得ることができましたので、このホームページをご覧になる方に参考になればと掲載することにしました。少し長いですが、興味がありましたらどうぞ・・・。
(NPO都市農村交流推進センター、後藤康彦氏資料提供)
また、「放射性物質の拡散が広がり風評被害が出ておりますが、京都女子大学短期大学部の京女九条の会の前田先生(専門家)の正しい情報をお読み下さい。
今の日本で抜けている情報(どれだけ放射線があがったら対処すべきか)を
http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html に掲載されていますのでご覧ください。
放射性物質の人体への影響(晩発性障害について):
| 1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=1000000マイクロシーベルト(μSv)=100レム
シーベルトは放射線が生物に与えた影響を表す量。 |
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1ベクレル(Bq)=1000ミリベクレル(mBq)
ベクレルは放射性物質から放射線を出す能力(放射能)の量。 |
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急性障害 |
250mSv |
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職業人年間被曝量上限 |
50mSv |
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事故時の被曝線量上限 |
100mSv
(今回の事故に限り250mSvに引き上げた) |
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一般市民の線量限度 |
1mSv
(1年間) |
癌死亡の危険率:
| 10万人が平均1mSv浴びた時の癌死者数 |
| 国際放射線防護委員会(ICRP1900年) |
5 人 |
| ゴフマン博士* |
37 人 |
| 国際放射線防護委員会(ICRP2007年) |
5.5人
(全癌の危険率) |
食品衛生法に基づく暫定規制値:
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放射性ヨウ素(混合核種の代表核種I-131) |
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飲料水、牛乳、乳製品(注) |
300Bq / Kg |
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野菜類(根菜、芋類を除く) |
2000Bq / Kg |
| 放射性セシウム(Cs134、Cs137) |
| 飲料水、牛乳、乳製品 |
200Bq / Kg |
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野菜類、穀物、肉、卵、魚、その他 |
500Bq / Kg |
(注)牛乳・乳製品でヨウ素131が100Bq
/ Kgを超えるものは乳児に使用しないよう指導すること。
・ヨウ素I-131
半減期8日。短期間の汚染が問題。水に溶け、甲状腺に蓄積する。乳幼児や子供により大きな影響がある。逆に40歳以上では影響が少ない。
・セシウムCs 半減期はCs-134では2年、
Cs137では30年。水に溶け、長期の汚染が問題になる。肝臓、筋肉、生殖腺に蓄積する。
食品の放射能汚染(農林水産省、都、県の発表):
| 原乳 |
飯舘村3月19日
ヨウ素I-131
5200Bq / Kg セシウムCs
210Bq / Kg |
| ホウレンソウ |
日立市3月18日
ヨウ素I-131
54100Bq / Kg,
セシウムCs
1931Bq / Kg |
| 水道水 |
東京都3月22日 金町浄水場 ヨウ素I-131
210Bq / Kg |
食品汚染による影響の試算:
1.ヨウ素I-131により5200
Bq / Kg汚染された牛乳を200g(200cc)飲んだ場合:
| 5200 Bq / Kg☓0.2Kg=約1000Bq・・・・ |
@ 体内への取り込み量 |
| 1000Bq
☓0.00001☓1.4=0.014mSv=14μmSv・・・・ |
A 1人の被曝線量 |
| 100万人が5200
Bq / Kg汚染された牛乳を毎日200g30日間飲んだとしたら |
| 100万人☓30日☓0.014
mSv=4.2万人・mSv・・・ |
B 集団の総被曝線 |
| 100万人のうち2人が癌で死亡する。(ICRP1990勧告より計算。ゴフマン博士の計算式では7.5倍になる) |
2月では2倍の死者になる。乳幼児や子供はより影響が大きい。 |
2.ヨウ素I-131で54000
Bq / Kg汚染されたホウレンソウを100万人が毎日50g1ケ月食べた場合:
| 54000 Bq / Kg☓0.05Kg☓30日=81000Bq・・・・ |
@ 体内への取り込み量 |
| 81000Bq
☓0.00001☓1.4=約1.13mSv・・・・ |
A 1人の1ケ月の被曝線量 |
| 100万人☓1.13
mSv=113万人・mSv・・・・ |
B 集団の総被曝線 |
| 100万人のうち56.5人が癌で死亡する。(ICRP1990勧告より計算)
実際には甲状腺癌の死亡率は高くありませんので癌死者はこれより少ないでしょう。 |
3.放射性セシウムで1900Bq
/ Kg汚染されたホウレンソウを毎日50g1ケ月食べた場合:
| 1900Bq / Kg☓0.05Kg☓30日=285Bq・・・・ |
@ 体内への取り込み量 |
| 285Bq
☓0.00001☓1.3=0.0037mSv・・・・ |
A 1人の1ケ月の被曝線量 |
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この計算式は食品安全委員会による。(線量係数は1.3☓0.00001) |
4.放射性セシウムCs137とセシウムCs134による汚染食品の計算。
原子力資料情報室資料により計算した。線量係数はCs134が2.0✕0.00001、Cs137は1.4✕0.00001
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セシウムCs-137で200Bq
/ Kg汚染された食品・飲み物1Kgを1年間摂取した時の体内取り込量 |
| 200Bq / Kg☓1Kg☓365日=73000Bq・・・・ |
@ 体内への取り込み量 |
| 73000Bq
☓0.00001☓1.4=0.10mSv・・・・ |
A 1人の被曝線量 |
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セシウムCs-134で200Bq
/ Kg汚染された食品・飲み物1Kgを1年間摂取した時の体内取り込量 |
| 200Bq / Kg☓1Kg☓365日=73000Bq・・・・・ |
@ 体内への取り込み量 |
| 73000Bq
☓0.00001☓2.0=1.46mSv・・・・・ |
A 1人の被曝線量 |
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これらの被曝線量浴びた人数から集団総被曝線量を計算し、癌死亡率の確率が計算できる。
放射性セシウムの総量しか判らない場合はCS134が1、Cs137が2の割合で計算する。 |
5.東京都の水道水からヨウ素I-131が210
Bq / Kg検出された。毎日1Kg(1リットル):
1ヶ月取り入れた時
| 210Bq / Kg☓1Kg☓30日=6300Bq・・・・ |
@ 体内への取り込み量 |
| 6300Bq
☓0.00001☓1.4=0.088mSv・・・・ |
A 1人の1ケ月の被曝線量 |
| 1000万人が210Bq
/ Kg汚染された水道水を毎日1Kg1ケ月飲んだら |
| 1000万人☓0.0088mSv=8.8万人・mSv・・・・ |
B 集団の総被曝線量 |
| 1000万人のうち4.4人が癌で死亡する。(ICRP1990勧告より計算。ゴフマン博士の方式ではこの7.4倍)乳幼児や子供ヨウ素の影響が大きい為に飲用を避ける。
この計算はある条件を仮定した計算値である。 |
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空気、飲み水、土壌、食品による総合的な放射性物質の汚染が体外被曝と体内被曝を起こすことになる。長期の被曝になるので、できる限り被曝を少なくすること。 |
( 201
1年3月24日 記載 資料参照 )
(
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