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学校と教育 (2005年)

 
全国の高校生徒の3人に一人が成績基準以下で卒業:

教育庁の発表によると、全国の高等学校生徒の3人に一人は、基準以下の成績で卒業していると報告しています。基準とは、大学に入学申請出来る成績基準を示すものです。教育庁が特に問題であると指摘しているのは、今年は4人に一人の割合で、卒業終了資格の成績書を確保しないまま、高校を卒業している生徒がいることです。

例えばストックホルム県内の高校では、経済的に裕福な家庭の多い地域である、タービィ・コミューン地区の場合、教育基準に添って学業を修了している生徒の割合は79%です。県内で最悪地域は、外国移民者が多い地区のボットシュルカ・コミューン地区で、全校生徒のわずか59%にしか過ぎません。

当然授業科目によりその割合も異なり、一般普通教育課目を受けている高校では成績基準に達している生徒が多く、専門学校で工業科目や運送車両教育などを教育している場合は、成績基準に達していない生徒が多くみられます。

これは生徒の中には、成績基準に達しやすい科目を選択する者が多くなっている事も、結果に表れております。例えば、成績をあげるには困難と言われる、数学や幾何学などを選考する生徒は少なくなっています。更に普通科目教育の学校でも、フランス語やドイツ語など、語学を選考する生徒も少なくなってきています。

成績基準に達しない生徒が多い理由としては、移民者である生徒達は、もともとスウェーデン語を基礎から十分に理解していない事も、基準に達しない生徒が多い原因とも見られています。
入学成績基準を現在よりも、簡単にするか、あるいは基準を下げるべきであるという声も、一部の有識者間では言われています。しかし教育大臣及び大学関係者たちは、その基準を下げる事は、今後スウェーデンの大学レペルが、ヨーロッパ諸国よりも落ちる事になりかねないとし、生徒達が将来大学で、ある一定の成績を保持して卒業できるようにするためには、現在の入学基準となる成績基準を下げることには、反対だと意思を表明しています。

全国では100ヶ国以上の外国移民者の生徒を抱える、スウェーデンの高校を含む大学教育とともに、何らかの対策が必要なことは確実であると教育庁は報告しています。

    ( ST. 2005年12月21日 記載)
   

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