From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板


 


学校と教育 (2008年)

   

教育と男女平等・・・

 

 スウェーデンでは、小学校から大学院まで無料で教育が受けられます。 これはヨーロッパのみでなく、世界的にこのようなシステムを取れいれている国は少ないと思います。そのためスウェーデン国内だけではなく、外国からの生徒も多く入学を希望しています。 その数字は毎年増加していますが、時には国内の大学の一部では、国際イメージアップを目的としているのか、外国人の生徒を多く入学させたいと計画しているところもあります。しかし、それらにはいろいろな問題が発生しています。

 例えば、ある大学では、スウェーデン人の生徒が外国の生徒よりも成績がよいにもかかわらず、入学を拒否されることがあります。生徒から不公平な扱いを受けたと抗議があり、裁判所の判決で生徒の抗議 が認められて、学校は損害賠償金を支払いました。

 

 また、ある獣医の学校では、女子生徒よりも成績の低い男性生徒を優先し入学させたことから、昨年男女差別化問題で、大学は裁判所から損害賠償金支払い命令を受け、女性に賠償金を支払ったばかりにもかかわらず、同じ問題を今年も繰り返している学校もあります。

 

 スウェーデンは世界的にも、もっとも男女平等な国と認められていますが、現実は必ずしもそうとは限りません。大学入学委員会の指導とは異なり、大学によってはシステマチックに女生徒の入学を拒んでいるところもあります。平等委員会の報告によると、大学のみでなく一般教育を含めた36校の調査によると、過去3年間で7901件にもおよぶ、性別不平等の取り扱いを受けたと、生徒からの苦情が寄せられています。これは必ずしも女性とは限らず、男性からの苦情も含めているものです。

 調査によると、もっとも男女差別化しているのは大学の医学部で、ヨーテボルグ(1793件)、リンショッピング(1214件)、ストックホルムのカロリンスカ病院大学(1090件)および獣医大学SLU(200件)となっています。これらの大学の場合は、全て女子生徒が差別を受けたものです。ルンド大学の心理学部では、152件でその内の1名が男性でした。

 入学委員会は自動的に、入学希望者の内、男女の比率が低い性の生徒を優先的に採用していると平等委員会は報告しています。本来は成績順で、入学を認めるべきだと報告しています。一般的には男性よりも女性のほうが、大学進学希望者が多いこともその原因だといわれています。

 

 しかし、時には歴史的に男性の職場だとされている職業に関する学校で、例えば農業土木大学では男性が優先され、昨年のみで女子生徒が男子生徒よりも成績が優れているにもかかわらず、意識的に女子生徒を排除した件数は46件でした。ほとんど入学できるチャンスはないと、3年間も続けて入学申請をした、ある女子生徒は報告しています。ある大学の学長は、生徒数の男女の比率を保持することも、大切だと説明しています。

同一職業による給与の男女差別のみでなく、教育の場にも男女平等はいろいろな問題を掲げている、スウェーデンの将来は興味あるものだと思います。


( 2008年10月1日 記載 DN. CFR )


このページ及びストックホルムのホームページの無断転載を禁止します。ただし、タクティールマッサージは自由に利用してください。掲載希望の方は管理者(fukushi-sweden@hotmail.co.jp)に連絡してください。)                      

            INDEXに戻る      前のページ     次のページ