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学校と教育

 
郊外の学校の生徒数が少なくなり、学校閉鎖が増加:

北部や人口の少ない地域では、子供の出産率低下と、若者が地元から離れて都会に移動、さらに都会では、郊外から市内の有名校に通学を希望する生徒が増加、その結果地方および郊外の学校では、生徒数が少なくなり、閉鎖をしなければならない割合が多くなっている。

これは、地域通学制度の廃止に伴い、学校自由選択権が制定された結果によるものである。例えばストックホルムの南部に位置する、スカルプネック(
Skarpnäck)コミューンでは、1999年以後700人の基礎学校生徒が市内の有名校に通学し、地元の学校に通学する生徒は激減している。

郊外や地方の多くの学校では、教室はガラ空き状態となり、コミューンは経費の増加で苦難の状況にある。これは、経済的に余裕のない家庭の子供、母子家庭の子供、移民家庭で語学能力不足などの問題から、市内の学校に通学できない家庭の子供などが、コミューンの学校に残り、教育レベルの低下問題と社会的階級差別問題の増加にもなっている。

また、一部の外国移民者が多い地域の学校では、生徒の80%が移民家庭の生徒であり、地元に住むスウェーデン人の子供を持つ家庭は、語学問題を避けるため市内の学校に通学させたり、他のコミューンに引越しするなどにより、さらに状態は悪化している。

これは、コミューンは法律規定により、生徒が通学するコミューンの学校に、その生徒の教育費を納入しなければならい。これは同時に地元の学校の予算が減ることになり、学校自体の経営も困難となってくることを意味する。また、学校閉鎖された地域の生徒は、通学距離が遠くなった他の合併された学校に通学となり、コミューンは通学バスなどの提供もしなくてはならず、経費は増加する一方である。

特にフリースクールと呼ばれる自由学校が開校してから、一部の人気のある学校に生徒が集中するようになり、学校レベル格差も大きくなり、コミューンのみでなく教育庁も問題解決に頭を悩ましている。

ちなみに、ストックホルム市内では、フリースクールは76校、生徒数は、現在
9122名である。


 (DN., SOS 資料参照 2003年3月2日 記載)

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