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学校と教育

 
スウェーデンの学校には、日本のような職員室がない:

基礎教育学校(小中学校)には、教員の職員室なる固定した部屋はあまりなく、テストの結果を評価したり、生徒と相談事の会話をしたり、電話したりするには、他の職員が会話を聞く事になり、個人のプライバシーが守られない。

普通の学校の場合は、各教員は各自の部屋を持っているのが、スウェーデン学校の基本であるが、調査によると教員の69%は自分の部屋を持っているが、31%の教員は自分の部屋すらなく、他の教員と狭い部屋を分割している。

例えば、ローニンゲ(Rönninge)学校では、一台のコンピューターと一台の電話を、20人の教員が利用しており、次に誰が電話を利用するかとか、誰が次にコンピューターを利用するかなど、順番を決めなくてはならないという状態である。
クラス室には電話があるが、もう相当前から故障したままだという。生徒の両親との会話も、他の教員の邪魔なく自由に話し合うことができなくて、電話のある相談室が欲しいと言う。

自分が担当する生徒たちのクラスルームとして、固定した教室はなく、教材など他の教員が机を利用したい場合には、いつも移動したり、片付けなくてはならないと、ストックホルムの北部に位置する、ソレンツンナ(Sollentunna)コミューンにあるテーゲルハーゲン(Tegelhagen)学校の教員は、自分の机が欲しいと言う。

教員室は狭くて、空気は悪く、部屋には電話すらなく、隣の机に座っている教員仲間と、腕や肩がぶつかりあうこともある。狭い部屋で教員の数が多すぎる。
一部屋に17人の教員がいて、3台のコンピユーターを交代で利用している。個人の部屋または小人数の部屋で、各部屋に電話とコンピユーターを各人に欲しいと言うのは、ローニンゲ(Rönninge)学校の中及び上級学校の教員たちである。

しかし、全ての学校の教員が苦情を言っているのではなく、例えばエスキルツンナ
(Eskilstuna)コミューンにある、エールスタ(Ärstaskolan)学校には、各教員が受け持つクラスルームが指定されており、その部屋には電話、コンピユーターが設置され、パンなどを生徒と焼いたりできるキッチンもある。また教員用の机もあり、教材を広げたまま置いておくこともできると言う。こうした学校は数少ないが無いわけではない。

また、ストックホルムの南部地区に位置する、ソーデリエトリエ(Södertälje)コミューンのテェリエ(Tälje)高校のように、以前の職員室は狭くて活動ができない。自分達の執務ができる部屋が必要であると、1990年代に改善し、現在は各自の部屋、または最高一部屋に4人までと制限、各部屋には電話とコンピューターが設置されている学校もある。

   (LFT 参照 2003年2月2日 記載)                       

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