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痴呆症について (2005年)
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自動車事故で死亡した高齢者の多くは痴呆症が多い:
カロリンスカ・フーディンゲ病院の調査によると、自動車事故で死亡した高齢者の脳細胞の変化について精密検査したところ、10人の内4人の高齢者がアルツハイマー型痴呆症の初期障害が発生していたと報告されています。
この調査は1992年から1995年の期間に、65歳以上の高齢者で、自動車事故で死亡した者の脳細胞を精密検査した結果によるもので、約40%の高齢者が、脳細胞に明確にアルツハイマー型痴呆症の障害を示していたものです。その高齢者の家族や友人および職場の人達に、細部に渡る追跡インタービューをしたところ、誰も死亡した高齢者が生存中に、痴呆症と疑われる症状や障害に気が付いてなく、不信に思った者も居ないことが判りました。
それだけに、自動車運転する高齢者の痴呆症の疑いがあると思われる者に対しての早期検査が、重要で必要であることがわかります。しかし、障害が痴呆症というものだけに、健常者に事前調査として脳波検査を推薦することは、心理的影響を考慮すると非常に困難であろうと報告しています。
痴呆症のみでなく、例えば糖尿病、治療が済んでいない高血圧者、見当式障害者、情報管理の困難な者、同時に二種の事を処理できない者などは、この要注意高齢者にあてはまると警告しています。
交通事故調査を更に綿密に追跡調査したところ、例えば交差点の事故では96%、正面衝突事故では59%が65歳以上の高齢者でした。交差点事故は典型的な高齢者事故と言われ、速度と自動車間隔の判断の間違いが事故原因と予測されています。正面衝突事故では、健常者である運転手ならば、十分避けられたであろうと予測される事故が、高齢者の場合反応が遅く事故を回避することが出来なかったと思われると報告しています。
65歳以上で運転に危険が予測されて、免許書停止受けた高齢者を対象に、運動神経(反応するまでに掛かる時間を計測)と視力反応(二個の物体遠距離間隔の計測)の検査をしたところ、基準に達しなかった高齢者には、明確に何らかの痴呆症障害があることが証明されました。
つまり高齢者で自動車事故をした者については、何らかの痴呆症障害または脳障害の有無について検査することが必要だと報告しています。ただし、全ての高齢者が交通事故危険対象者であると指摘することは、危険であると注意を託しています。
ちなみに、スウェーデンでは糖尿病を持つ者、高血圧である者などは、バスや電車の運転業務に就く事は禁止されています。2002年には、67歳の高齢者約90万人が自動車免許書を所持していました。
( VV
2005年1月13日 記載 )
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