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福祉情報(2006年)

  ホームページ訪問者からの質問に解答:その5.

質問:
スウェーデンの現場から見て今の日本の対応について伝えたい事を教えてほしい。


解答: その2:
幹部職員と現場職員との会話の時間をもつこと。

これは、単なる職場の情報交換のみでなく、職員の懇談時間と、職場にて勤務中にリラックス時間を持ち、職員が燃え尽き症にかからないよう、考慮すること。例えば白い部屋(リラックスルーム)などを持ち、入居者のみでなく職員も利用できるようにすること。

施設内の日常の生活テンポは、職員側の事情による流れでなく、障害者や高齢者のそれぞれのテンポ、流れに合わせて生活のリズムを持って欲しいこと。

スウェーデンの施設と、日本の施設を比較した場合、まず目につくのは、日本では障害者や高齢者の日常生活のリズム、テンポが、すべて職員側の都合による流れによって決められており、施設に住む人たちの生活のリズムは、ほとんど無視されています。職員に気持ちの上での余裕がないから、入居者も落ち着かずイライラとしており、彼らの生活そのものが、無視された状態になっています。職員の介護の仕事に時間的余裕がみられない。とにかく動いていれば、なんか仕事をしているよという感じがします。障害者および高齢者の日常生活に対して、行動計画を十分に再検討する必要があると思います。

施設全体、介護の現場、対策など適切に実施されているのか、評価を定期的にすること。

定期的に評価調査を実施すること。この評価は、ホームヘルパー自身による自己評価、ケアーマネジャーが家庭に調査票を提出して、家族のホームへルパーや介護の内容または、システムそのものについての評価を提出してもらう。この場合ホームヘルパーの個人攻撃の対象とならないように、匿名調査が好ましい。これは、介護の改善、本当に適切な介護をしているのか、必要でない仕事をしていないのか、本当に本人に必要なのは、どのような介護なのかを常に管理する事が必要です。時間経過と共に家族および本人の希望と、必要性が異なってきます。
それを訂正する意味でも、評価は定期的にすべきですあり、作業のマンネリ化を避けることになります。

施設または経営者が、今後の計画や事業内容の変更、改革、介護システムの変更や改良など、事前に常に職員にインホーメーションをすること。

特に法律改定などの場合は、その法律に関係している職業を持つ職員に、講習会などにより必ず職員教育を持つこと。

認知症介護の知識者または、介護経験者が施設長となる事を推薦:

グループホームを始め各施設の長は、介護の経験者、例えば看護婦等の経験をあり、さらに痴呆症および管理職の教育を受けた者が施設長になるべきで、日本のように介護経験もなく、福祉や介護の教育もない人物が、天下り方式で施設長になることはあまり好ましいとは思われません。職場と職員の仕事に対する理解が欠けることが多く、現場を理解できない施設長が多いです。スウェーデンの場合、ほとんどが看護婦教育を持ち経験者です。高齢者施設の管理は、普通の工事場や商店とは異なります。生きている人間相手です。
福祉機器の上手な使い方を学び、もっと日常の介護に活用すること

介護者自身が介護による怪我(ベッドから車椅子への移動時による、腰や腕をいためたりする事など)をなくすように、現在市場にある、良い福祉機器を十分に使いこなせるように、職員教育と機器の設備が必要。

例えば、左の写真の様に、部屋の天井にリフトがあれば、車椅子の乗り降りは、介護者の力を必要としません。

  ( 2006年7月19日 記載 )

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