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福 祉 情  報(2010年)

 
高齢者:「私たちを選挙の材料にしないでくれ」;

 

今年は国会の選挙が11月にあります。ここ数日各党派は公約をいろいろと並べていますが、当然その中には、高齢者福祉関係も含まれています。しかし、いずれの党派も議員も当選すれば、公約を確実に守ることは少ないです。

時には点数稼ぎなのかストックホルム・コミューンは、今年の初め2月に65歳以上の高齢者を対象として、スペインのカナリア島に慰安旅行を計画しました。最低 5 人の希望者がいればツアーを組んで、カナリア島でシヨートステイしてゆっくりと楽しんでくださいというものです。しかし、その計画には誰ひとり参加希望する者がいなくて、ものの見事に失敗しました。コミューンの高齢者担当の政治家は、高齢者によく情報が伝わらなかったのと、PR不足だったと思うと苦しい説明をしています。

その理由として考えられるのは諸経費です。もともと年金の余裕のある高齢者は、コミューンが計画しなくても自分で好きなようにヨーロッパ各地のみでなく、自由に世界旅行を楽しんでいます。

訪問介護や施設に入居している高齢者は、健康面と体力的に無理があり、在宅している年金高齢者の多くは、経済的に余裕がありません。今回のコミューンの計画は、約一カ月サンタクルーズ(Santa Cruz )に滞在、個人負担としてSkr 1696:- および食事代として Skr 2500:- の予算となり、更に家族が同伴する場合は、ペンションで家族一人当たりの負担は Skr 20 000:- となります。経済的に余裕が無い人は、一週間の旅行も計画出来ると説明しながら、移動時間を計算すると、最低2週間滞在をと推薦していますが、特に独身生活をしている高齢者には、負担が多すぎます。

この計画は人気も無く、今年6月までに誰一人として、その旅行に参加希望する人はいませんでした。誰がこの経費で参加できる余裕があるのかと投書がありましたが、役所職員の高齢者に対する考え方を、再考慮する必要があると新聞は記載しています。

 

またある投書では、議員は選挙の時のみ高齢者福祉をよりよく改善し、いろいろな対策を約束するが、選挙が終れば我々の事を忘れてしまう。選挙の材料に、我々高齢者を利用しないで欲しいと、厳しく苦情を書いていました。

 

特に各党派は、どのように高齢者対策を計画しているかと訴えながら、他の党派の公約を批判するのみで、具体的な解決策を述べてはいない。議員候補者は、高齢者福祉の現実をもっと知るべきだ、選挙に利用されるのは、もう結構だ!!と新聞の投書欄で訴えています。
 

  ( 2010年7月11日  記載 DN. MS 参照 )

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