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福 祉 情  報(2010年)

   

スウェーデンの産後有給休暇:

スウェーデンの産後有給休暇は、出産した日から両親の各自が最高240日取得でき、養育が母親または父親一人の場合は、合計480日(子供出生が2002年前の場合は、450日)取ることができる。そして、この有給休暇は一度に全部取る必要はなく、必要に応じてこの内の60日は、子供が8歳の誕生日を迎える日まで分割して取ることも出来る。この60日を除いて産休休暇を一方の両親に与える事ができる。双子の出産の場合は、更に180日追加となる。

 

両親の両方が同時に産休休暇を取得することはできない。出産日から最初の10日の休暇を除く。

 

母親が最初の子供を出産後1年9カ月以内に、次の子供を妊娠した場合は、前の子供の産休休暇の残っている日数を保有することが出来る。

 

出産後最高1年6カ月まで産休休暇を取ることが出来る、本人が希望すれば早期に職場に復帰することも自由。子供が8歳または、小学校1年生まで、勤務時間をパートタイムで労働出来る権利がある。ただし、雇用者に可能な限り早期に連絡をすること。

また、夫婦のいずれでもこの休暇を取ることができるが、一般には女性が取ることが多く、男性はその場合最低30日の父親休暇とよばれている、この産後休暇を取ることが出来、会社や官庁など雇用者側は、この有給休暇を拒否することはできない。

 

また政府関係者や国会議員など、男性もみずから父親休暇を取り、国内の男性諸氏に休暇をとるようにと問い掛けている。
 


出産時に両親のどちらかが(必ずしも結婚、または同棲している必要はない。また同性愛者の一方が子供を出産する場合も当てはまる。)一緒に居られるように、10日間臨時産休休暇を取得することが出来る。つまり両方が同時に休暇を取得できるものである。子供の父親が居ない場合は、代理の誰かが10日間の臨時産休手当を受ける権利がある。

これは双子の場合は、20日間、三つ子の場合は30日間と計算されていく。ただし最高60日まで。

この手当は、本人の給与(諸手当は含まない)の80%となる。

 

無職であった場合は、一日最低Skr 120:−、最初の390日間保障され、90日間保証は一日Skr60:−。

双子の出産の場合は、子供一人に対して、さらに90日有給休暇が追加される。つまり合計180日追加されることになる。これは、三つ子の出産になれば、さらに90日と子供の数に合わせて追加される。

 

産休手当は480日の内、390日は出産当時の給与の80%、その後は国民保健局の規定による。これは本人の病気手当と同じ計算方法となる。双子の180日追加計算についても同様である。

児童養育手当は、子供が16歳になるまで支給される。

 

産休及び産休手当等の計算には、いろいろな他の規定があるために、国民保健局に問い合わせて確認をする必要がある。

 

子供が12歳になるまでは、子供が病気になった場合、両親のいずれかが在宅介護をすることが認められ、病気手当が支給されるが、その場合は本人の給与の80%以下となる。

規定では、子供の出産前にも休暇を申請でき、医者が必要と認めて場合は、出産予定日前の60日間休暇を取ることが明示されているが、実際には、出産したのと異なり、医者の認定が必要であり、認定する医者がどのコミューンに所属しているか、または医者自身によって、法律範囲の解釈の相違があり、不平等であることから多くの妊婦から苦情が続いていた。


その問題解決に今までは、普通の病気休暇として申請するように保険局が推めていたが、産後休暇と病気休暇とでは、支払われる金額が給料と病気手当の違いから、定年後の年金にも大きく影響することになり、病気休暇を必要としている妊婦は仕方なく勤務を続けるなどの、各種の問題が発生していた。

そうした不平等と廃止と妊婦の健康を保護するために、政府は、出産予定日から逆算して60日までは、産後有給休暇と同等の休暇を取ることが出来るように制定した。

現在の産後休暇手当てに関する法律を改善または変更することは、制定され実施されるまでに長い期間を有することから、法律を改革することなく、新規規定として追加することにより、時間節約をして、現状にあわせることになったものである。こうした現状に合わせた改革システムは、日本も学ぶ点が多い。


 

  ( 2010年4月21日 記載 )

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