From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板


 


福 祉 情  報(2011年)

   

在宅介護に導入されている新しい補助器具:

 

介護の補助器具といえば、リフトとか車いすなどを思い浮かべる人も多いと思います。ここに紹介する介護補助器具は、最近のITシステムを利用した、一人住まいの高齢者とホームヘルパーがいつでも交信できるシステムです。
 

このシステムは、ホームヘルパーの職員が事務所のコンピューターから、ウェブ・カメラを応用した画面付きの連絡装置です。在宅している高齢者に、事務所から呼び出しをすると、高齢者の部屋に装置された器具(画面1)が自動的に活動し、電話の呼び鈴と同じ音で、高齢者が返答をするように呼び出しをします。

 

電話の呼び鈴と同じ音にしている理由は、高齢者が聞きなれた音により、不安や疑問、または誤解をしないようにするためです。高齢者は呼び鈴の音を聞き、リモコンのスイッチを入れると、器具のディスプレイ(画面)に職員の顔が映し出され、会話をするとこができます。その顔を確認することにより、高齢者は誰と話をしているのか確認でき、安心して会話をすることかできます。

 

同時に事務所の職員は、補助器具の画面の上にあるウェブ・カメラにより、高齢者の顔を確認し、健康状態や部屋の様子なども確認することができます。(画面2)

 

さらにこの補助器具は、事務所の職員が事務所から遠隔装置によって、自由に器具の移動が可能であり、部屋の中をカメラによって上下左右 を確認することができます。さらに前後にも移動することができることにより、たとえば高齢者がベッドではなく、居間にいても確認することができます。(画面3)

 

時には高齢者が薬を飲むことを忘れていないか、高齢者に医薬品の箱をカメラの前に出すように指示すると、カメラをズームすることにより、職員は箱の中の薬の量を確認することができます。もしも薬を飲むことを忘れていた場合には、その場ですぐに薬を飲むように指示して、確実に薬を飲んだかも画面によって確認することもできます。(画面4)

 

時には職員が訪問する前に、高齢者に何時に訪問するかを知らせることにより、高齢者は安心てドアーを開けることができますから、ホームヘルパーを装って高齢者をだますような、高齢者犯罪を未然に防ぐこともできます。介護職員も在宅高齢者の状況を確認できることより、訪問時間や移動時間のロスもなく、計画的に介護活動をすることができ、とても効率が良くなります。

 

このシステムは、現在一部のコミューンではすでに試験的に導入されており、導入結果をまとめその結果によって、在宅訪問の介護活動に本格的に導入する予定です。特に雪の多い冬には、自動車による移動時間もかかりますから、このシステムを導入すれば、移動時間や行動範囲が大幅に改善されることになります。

 

ITシステムを利用した、いろいろな動物やロボットが日本では試験されていますが、こうした在宅介護にもITシステムを是非とも導入してほしいものです。ホームヘルパーの仕事の改善、効率向上のみでなく、高齢者が安心して生活できる補助器具になると思います。

 

事務所から介護職員が呼び出し、高齢者がリモコンのスイッチを入れると職員の顔が映し出されます。
事務所の介護職員は、遠隔装置を利用して高齢者の確認や部屋の状態を見ることができます。
移動式の補助器具により、高齢者間近くに移動したり、部屋の中を確認できます。
職員がクスリを飲んだか質問すると、高齢者は薬の箱をカメラの前に提示します。事務所にいる職員は、カメラをズームすることにより、箱の中身を確認することもできます。

この写真は、薬の箱をカメラの前に出して、職員が確認できるようにしているところです。


 

  ( 2011年7月12日 記載  GTA  写真提供 )

このページ及びストックホルムのホームページの無断転載を禁止します。ただし、タクティールマッサージは自由に利用してください。掲載希望の方は管理者(fukushi-sweden@hotmail.co.jp)に連絡してください。)


        福祉情報INDEXに戻る      前のページ     次のページ 

無料カウンター