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福 祉 情  報(2012年)

   

ストックホルム・コミューンの福祉活動:

 

ストックホルム・コミューンは、高齢者施設のスキャンダル続きにより、高齢者対策の改善に追われていますが、これらのスキャンダルについては、今後記載していきます。高齢者施設について、コミューンの福祉課担当者は、入居希望者が少なくなり、施設の廃止や利用目的をを変更する必要があると報告しています。しかし、事実は高齢者施設の入居基準をとても厳しくして入居できない状態にし、希望者が少なくなったと報告しているのは、政治家たちの強い指導があるからですと、ストックホルムの高齢者協会は報告しています。

 

また、最近24時間職員が勤務している、サービスハウスを人件費節約から「安心高齢者住宅」と名前を変えて、全ての職員を廃止し、高齢者施設から一般の高齢者住宅に変更しようとして、入居者や家族から強い反対を受けていますが、先日強制的に変更することをコミューンは確定しました。

 

常駐する職員がいなくなり、アラームがなっても介護職員の対応がすぐにできず、数時間後に職員が訪問した時には、すでに死亡していた高齢者が発見されています。当然施設の管理責任者は「とても残念なことです。改善に努力します」と回答しているのみですが、職員数を増加するなどの対策はいまだにしていません。日本の一部の報告書では、こうした実情を良く調査しないまま、「新しい方向に進む、スウェーデンの高齢者福祉はずらしい」と記載していましたが、事実は経費節約などが目的であり、高齢者の為とは思えない状況です。

 

また、市内にある他のサービスハウスは、環境労働省からの指摘で、施設内の個室にあるシャワーとトイレが併用している部屋が、職員が介護するのに狭くて危険であり、改善を要求されたのに対して、改善工事費が高いからと施設の廃止を決定しました。現在入居している高齢者は、バラバラに他の施設に移動させられ、なんとサービスハウスは、環境労働省の指導に当たらない学生寮にすることにしました。これが高福祉社会と言われている、スウェーデンの実情です。

 

これは例外ではなく、各地でこうした隠れた対策は続けられており、日本で知られているような、高福祉社会は昔の話となりつつあります。少なくとも、一部のコミューンでは、悪化しつつあります。スウェーデンの高齢者の将来は、少なくとも一部の財政豊かな高齢者を除いて、すべての人に保障されているものではありません。

 

下記の表は、ストックホルム・コミューンが公開している資料です。公的にはとても良いように報告されていますが、民営化推進より、介護福祉の質は大幅に低下し、居住者の評判はだんだんと悪くなる一方です。

たとえば、表によれば職員数は増加していると記載がありますが、現実には教育の無い職員が介護職員となり、質の低下は避けられません。スウェーデンの高齢者介護には、職員の資格制度は何もありません。町の失業者が明日からいつでも勤務できます。

 

更に注意を要するのは、各施設での職員必要絶対数は減少し、経費節約で介護職員不足となり死亡者がでたりして、それに伴う介護事故が増加しています。そのため社会庁は高齢者一人あたりの介護職員数を、規定すべきとして検討中です。下記の表はあくまで参考として掲載します。

 

 

 ( 2012年2月25日 記載  コミューン資料参照 統計図ストック作成 )

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