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福祉情報(2004年)

 
高齢福祉環境監督委員会の報告書から:

その3: ホームヘルプ(家庭介護訪問)の検査結果:

ホームヘルプ(家庭介護訪問)についての結果では、多くの家族は満足しているが、さらに改善する必要があると要望している。そこで、ストックホルム県内にある、約30箇所の家庭訪問介護企業の訪問調査と、介護を受けている者、およびその家族約300人に対する直接インタビューの結果を見た。

全体としては、良好と言える結果がでているが、一部の要介護者およびその家族からの要望も多い。介護訪問を受けている要介護者は、ホームヘルパーの応対態度、言葉の使い方、介護の仕方には、人権尊重、本人の希望の受け入れなどなど、ホームヘルパー自身が介護作業に必要な時間滞在して介護する時間がないものにもかかわらず、良くしてくれていると良好な結果となっている。

高齢者住宅、例えばサービスハウスなどに住む高齢者よりも、一般家庭の介護訪問を受けている高齢者の介護満足度は高い。その理由として、家庭に住む高齢者は自分で何をして欲しいのか決定することが出来、個人の権利を尊重してくれる度合いが高いとしている。また、多くの家庭要介護者は希望していることを受け入れられ、訪問時間も守られていると言う。またホームヘルパーは予定外の希望をも、快く受け入れてくれると高齢者の評判は良い。

一部のコミューンでは、家庭介護訪問が十分に出来ないその補足として、ディケァーセンターの会館時間を長くしたり、判定基準にゆとりのある判定をするなど、その評判も良い。

しかし、中には「ホームヘルパーは、部屋の掃除をどのようにして欲しいのか、わからない職員もいてイラつく」、「処置があまりに早く、ゆっくりと話をする時間がない」などの苦情もないわけではない。一番多い苦情は、社会的交流の時間、例えば買い物に外出したり、散歩したり、美術館の訪問などはほとんどないと言う。

さらに多くの高齢者は苦情や希望をどこに、どのように持っていけばよいのかを知らされていない。これはインホーメーションの仕方を改善する必要がある。職員の中にもその規定についての知識がない者がいることは、職員教育の不備と言える。職員教育が十分と認められた企業は、わずか5企業にのみであった。

またスウェーデン人のみでなく、多くの移民者が勤務するようになり、言葉の理解にたいする問題も多く発生している。「お互いの会話が通じていない」と言う。時には移民者の職員が来ると、スウェーデン語が理解できるのか、どうかもわらからず、会話のないまま介護を受けて終わる日あると言う。

下記に委員会が改善を必要とする施設の報告書を、参考までに下記に記載する。

施設数:30 良好 一部改善が必要 問題が多く改善が必要
老人を尊重した応対  23   7   0
個人の希望を尊重  20   9   1
個人の能力を尊重  27   3   0
個人の社会福祉記録   4  16  10
個人に適した介護計画   2  14  14
クオリテイ・システム   8  16   6
Lex.Sarah法   7  17   6
インホメーション   5  17   8
       

これらの調査には、施設の場合は丸一日を費やし、午前、午後、夕方および夜間の時間帯に二人以上で、一部の施設には事前報告なく訪問した。施設に対しては検査結果および改善要求を書類でもって報告した。この報告書は家庭訪問介護についても同じで、要介護者または家族に書類を送付した。

家庭訪問の場合は、最低二回の訪問をしてインタービューなどの調査を実施した。
また、調査対象者は、毎日最低一回は何らかの理由で訪問を受けている者を無差別に選択した。

調査結果:
100高齢者施設の調査で、89件は訪問を事前報告、11件は無告知。60件はコミューン経営、22件は民間企業経営、18件は個人経営。87件は件の福祉課が選抜し、5件は苦情報告による訪問、3件はマスコミの報告(記事として記載された施設)、2件は他の官庁関係からの指摘、5件は選抜理由不明。

家庭介護訪問については、30件ともに報告によるもので、その内26件はコミューンが担当し、4件は民間企業。すべての家庭訪問は県の福祉課が訪問決定したものである。

      (委員会報告書参照 2004年12月1日 記載)

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