From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板

 

福祉情報

  病院で妊婦が出産後、5時間後には退院しなくてはならない:

確かにスウェーデンの経済は厳しい状態にあり、病院といえども、経費節約は政治家から要求をされているのは、今日珍しいことではない。例えば、ストックホルム県も経費節約で、統合と言う名目で一部の病院は閉鎖された。その影響は普通の患者のみでなく、将来のスウェーデン社会を形成していく、子供を産む妊婦にも影響があっても不思議ではないと言う。

スウェーデンの南部地区にある都市、ルンド・コミューン(Lund)に所在する、大学病院の産婦人科では、今年(2003年)の2月1日より、二回目以上の妊婦が子供を出産した場合、健康に異常がないと確認された場合は、出産後5時間で退院を余儀なくされることになった。

病院側の説明では、出産が増加し、産婦人科のベッド数が不足しており、早期退院をしないと、次の妊婦のベッドが確保できる保証がないと言う。

ただし、例外として、初産の妊婦と、出産後なんらかの医療的な介護または治療を要する場合は、病院に必要なだけ滞在できることとした。しかし、妊婦および幼児の退院は、できる限り早期になることを望んでいると病院産婦人科医院長は説明している。

以前は、出産後病院の育児室にて、最低3日は滞在し、そこで妊婦の体調を整える共に、幼児の健康診断などをしてきた。また、両親の育児の方法などの教育もされていた。

初産でない妊婦が、出産後わずか5時間後には退院しなくてはならない事に対して、妊婦達の不安と心配は大きい。

病院の計画としては、出産後4時間産室に滞在し、後1時間は幼児と共に育児室にて休養させるというものである。退院した妊婦と幼児は家に帰り、その後の健康管理を含めて、各地域にある、母子診療所が担当するとこになる。しかし、保育担当の看護婦達は、受け入れが十分でない現状から、今後の健康管理および育児介護指導などに不安を感じていると言う。

ちなみに、このルンドにある大学病院では、出産率は昨年に比較してすでに8%の増加、妊婦のベッド確保のために、この処置は必要だと産婦人科医院長は説明している。

  (DN.SVD 参照2003年1月21日 記載)

                           福祉情報INDEXに戻る