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福祉情報(2004年)

 
高齢者福祉施設の介護などに付いて厳しく注意及び勧告が続く:

その2: ノールトリエ・コミューンの高齢者施設:

ストックホルム県の福祉監督委員会の報告書によると、ストックホルムの東北部にあるノールトリエ・コミューンの Ros ãldreboende (ロース・高齢者施設)には、非常に重大な不備が多いと勧告している。

今年の5月12日に実施された立ち入り観察で、施設の住宅設備及び福祉介護について、3人の高齢者福祉監督員が調査した結果報告である。

その報告書によると、職員の監督指導の不備、職員教育、入居者への援助保護、個人に適した介護方法などの不備が顕著であるとしている。施設の経営管理は、入居者に適切な経営管理をしているとは言えない状況にあるとも指摘している。

例えば、32人の高齢入居者が、一室4人ベッドでの部屋で生活し、一室3人、その他に12人の高齢入居者が2人ベッドの生活をしている。入居者138人の内、わずか6人が本人のトイレを持っているのみ。他の入居者は、廊下の片隅にあるシャワーとトイレを共同使用している。入居者の誰も個人の冷蔵庫を所有せず、簡単な食事を料理する設備も持っていない。これら共同使用の設備は、家庭的で愉しい設備とは言いがたく、社会的共同生活とは認められないとしている。

また、家族や友人の訪問も時間制限され、13時前と19時以後は、事前に連絡がない限り、訪問禁止となっている。入居者の介護職員に対する評判は良いが、介護職員は高齢者のために必要な介護も、時間がなくて出来ないと言う。

特に問題点となる事は、入居者の人生の終末期にたいする対応が、本人のために最善をつくしているとは言えないことにあると報告している。

監督委員会の指導要綱で、2004年6月14日迄に4人部屋の廃止を指導、目的はすくなくても現在の4人部屋を、2人部屋にすることにある。

痴呆症部門では、現在1ユニットに、12−14人が入居しており、1ユニットに9人以上の痴呆症老人を入居させるべきではないと指導。また障害度と介護の必要性が異なる入居者を、同一の部屋または、ユニットに入居させるべきではないと指導。家族にたいする各種のインホーメーションがほとんど無く、家族や入居者が苦情申し立て出来る権利を有する説明もしていないと指摘。

監督委員会は、施設のみに指導しているのではなく、ノールトリエ・コミューの高齢福祉課にたいしても、何故以前に注意勧告した事項が改善するように、施設に監督指導していないのかとも指摘している。監督委員会は、コミューンと施設にたいして書面指導勧告している。

    
(STH.PM 参照 2004年12月7日 記載)

         

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