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  痴呆症に対する高齢者福祉の福祉と介護の現状:

正確な数字は出ていないが、現在スウェーデン国内には 165,000-170,000人が、なんらかの痴呆症であると言われている。その中で特殊住宅と言われる高齢者施設には、約50-80%もの非常に高い率の入居人が、痴呆症と診断されている。

そして、この痴呆症介護の費用は全国で、約300億クルーネを超える経費である。痴呆症になる危険性は高齢と共に増加、特にアルツハイマー型痴呆症になる危険率が、痴呆症の中でもっとも多いと言われ、約三倍の率で、男性より女性がなりやすいと言う。

現代医学の発展により、医薬品によって、痴呆症の進行を一時的にブレーキをかけことが出来るが、治療できたり、全快するものではない。

1992年のエーデル改革により、コミューンが介護を受け持つことになり、1990年代の初期から国や県の担当は、1992-96年の間に約40%減った。また、痴呆症に対する介護等は、1980-90年代に入ってグループホームやディケァセンターなどが著しく開発された。そのため、各コミューンの福祉に対する予算の約40%が、痴呆症の介護諸経費と負担が大きくなってきた。

現在では、ナンシーホーム(スウェーデン語では、シュークヘムSjukhemと呼ばれている)の入居者の約80%、特殊住宅施設の約50%がなんらかの痴呆症入居者である。

エーデル改革後民営化により、実数を把握する事は、困難な状態であるが、痴呆症入居者のグループホームは、全国で約15,000席あると言われているが、エーデル改革により、医師による医療介護が少なくなり、結果的には、痴呆症が増加したのではないかと、あるレポート(Wimo m fl,1995, SOS 1997, Jonson 1996 etc)は指摘している。

ディケァセンーターは、1980年代から、各コミューンでも増設され、全国では約5,000-7,000席あると言われている。研究者の報告(Wimo m fl 1990)によれば、このディケァセンターの介護等は、要介護者及び家族に対して、とてもよい効果をあげていると指摘している。

下記に、参考までに、アルツハイマー型痴呆症と診断されて、病院からコミューンに委託された男女別数字を年代別に分けて記載した。

1987 1991 1996 1999 2000
  160   144    84   601   642
  213   198   151   1073   1015
合計   373   342   235   1674   1657


  (SOS各種資料参照 2003年6月3日 記載)

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