From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板

 

福祉情報

 
保育所などに支払う最高額制定:

児童福祉で、保育所などの民営化が進んでいるが、経済的に余裕のある裕福な家庭と、母子家庭など経済的に支払い能力がない家庭との差があり、本当に必要とする家庭が保育所に子供を委託することができないと、国民の改善要望が強くなっていた。昨年(2001年)ようやくにして差をなくし平等を目標として、保育所など父兄が負担する経費の最高額を国会が規定、今年2002年1月1日より施行された。

今までの保育所などの経費は、各コミューンが自由に金額を規定し、家族から徴収していたが、最高額制定によるコミューンの収入が少なくなり、その経費不足を補うため、政府はコミューンに対して34億クローネの補助金を確定した。さらに児童の委託数が増加することを予測し、コミューンに対して、新規職員の採用と職員教育のために、5億クローネの補助金支払いを決定した。

父兄が負担する金額は、最初の児童には、家族総収入の3%若しくは、最高額1140クローネと規定。第二番目の児童の経費は、同家族の収入の2%若しくは、最高額760クローネと規定。第三番目の児童に家族が支払う経費は、1%若しくは最高額380クローネと規定した。第四番目の児童の経費は無料となった。

保育所以外にスウェーデンには、小学校の生徒が学校終了後、両親が家庭に帰宅していない時、保護してくれる選任の職員がいるフリータイムの施設がある。そこに児童を委託する場合、家族が支払う経費は、第一番目の児童は総収入の2%、第二、第三番目の児童には1%、第四番目の児童の経費は無料と規定した。

ちなみに保育所と異なり、フリータイム施設は、委託は自由意志となっている。国の福祉規定で定める、いずれの児童も入所できると保障されている保育所とは異なっているために、最高額の金額規定はなく、家族の税込みの総収入に対するパーセント支払いとなっている。もちろん保育所に委託を希望するかしないかは、家族の自由選択である。

しかし、この規定は高所得家族に有利な条件となっていることから、母子家庭や低所得家族の不満の声が高い。

ちなみに、コミューンによるが、保育所が児童を受け付ける時間は、午前6時からと早朝勤務者の家族の状況を考慮して早く、午後は6時まで委託できるが、委託時間は3時間、4時間、6時間、8時間などと家族の要望によって異なっている。8時間より短時間の委託の場合は、パーセント計算となり、その金額が計算される仕組みになっている。規定時間を超える場合は、超過手当てを家族が支払うことになる。

コミューンによって夜間保育所を持っているところもある。また夜間勤務者が多い職員を持つ会社が、職員のために会社内に夜間保育所を持っているところもある。

(コミューン情報誌 参照 2002年2月15日 記載)

                        福祉情報INDEXに戻る