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高齢者を家庭暴力から保護すべきである:

高齢者福祉の先端をいくスウェーデン社会にも、家庭内における、高齢者への暴力は増加しており、これらの家庭暴力から高齢者を保護すべきであると、被害者協会は訴えている。

例えば、73歳になる母親は、実の子供に、家庭で煮えたぎった熱湯を身体にかけられて火傷を負った。その子供は精神鑑定を受けて、裁判で精神治療を受ける判決が決定した実例がある。

高齢者が自分の子供から暴力を受けている事件は、特別な事例ではなく、一般社会からの保護が要求される。また、警察事件となるのは、氷山の一角にすぎないと、被害者協会は報告している。

協会が実施したウメオ(Umea)市の65歳から80歳までの高齢者、1100人に対する調査によると、16%の女性と13%の男性が、何らかの家庭暴力を肉体的または精神的に受けたと回答している。少なくても千人に対して、15人の女性と16人の男性が、実の子供または孫たちから暴力を受け、少なくてもその内の半数は実の子供から暴力を受けていることが判明した。

最近になってマスコミにも、家庭外、例えば公園や道路を散歩中に暴力を受けたり、高齢者への暴力が取り上げられるようになり、家庭内の暴力も注目を受けるようになってきたが、被害を受けた高齢者は、自分にも責任があるとか、恥ずかしいとかの理由で警察に届けない暴力被害は、もっと多いと予想されると発表している。

さらに被害を受けた女性の内、75%の人が何らかの援助を要求していない。そのために、高齢定年者協会と共同して、隠れた家庭暴力の被害者援助活動を推進しようと計画されている。

これは、ノールウェイで実施されて効果を上げている、Vern(友達の意味)グループを参考としてものだある。このグループは医者、看護婦、ファミリーテラピストなどが、暴力被害を受けた高齢者のみの援助活動をしているものである。

これらの活動に参加する者は、アドバイスや援助活動をするのに、法律や医療さらに精神心理学に関する知識が要求される。また公共機関やコミューンの社会福祉組織の職員にも、高齢者への暴力に対しての理解が必要とされる。

高齢者暴力の被害の多くは、道路上や公園などで、ひったくりや、暴行などを受けるものも多いが、注意を要するのは、隠れた家庭暴力であり、何年も家庭暴力がされていても、誰も訴えなければ、知らないことが多いことに問題があるとしている。

(SST 参照 2002年6月20日 記載)

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