From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板

 

福祉情報

 
2002年7月1日、新しく高齢者福祉経費の最高限度額確定:

高齢者を対象とした、歯医療費及び高齢者福祉経費の限度額が、新規に7月1日から改定された。これにより定額年金所得者の経費負担を少なくすることが出来るようになった。

本来は年金の不足分を保護することに目的があったものであるが、この最高限度額の改定により、もっとも利益を受けたのは、ほかならぬ高所得年金者である。

歯医療費の限度額は、最高Skr7700:−となり、それを超える医療費に対しては、国の保険で補助することになった。しかし、スウェーデンは、もともと、歯治療費は高く、この限度額でも、低年金所得者である多くの高齢者は、支払い不可能から歯の治療に行かない人が多い。ここでも利得を受けるのは、高額の歯治療費支払い能力のある高年金所得者となり、あまり効果がないと、高齢者年金組合からすでに批判が出ている。

身体障害者及び高齢者で、施設や福祉介護を受ける者に対して、年金の中から各種の介護福祉費などを支払いした時に、手元に残る金額が、夫婦または、同棲者の場合、一人当たりSkr3424:−、独身者の場合Skr4087:−は最低保持できるように改定された。

さらに、コミューンは、身体障害者及び高齢者の、毎日の日中または夜間の各種福祉経費、ショートステイの経費及び介護費などは、一ヶ月にSkr1515:−以上請求することはできないと改定された。

誰が、どれだけ支払うかの計算は、本人の年金金額及び独身か夫婦または同棲者かによって、それぞれ計算がことなり、実務上は計算が複雑で、手続きが大変困難である。そのために、人口の少ない地方のコミューンの中には、新しくコンピューターを購入して、新しいプログラムで、面倒な計算をするには、新規に職員を採用しなくてはならず人権費を含めた諸経費が高くなる。つまり採算があわないことになり、このSkr1515:−を無料にしたところもある。

その一例が、スウェーデンの中央に位置し、面積は467km²で、森にかこまれた人口わずか6999人のレーケベルグ・コミューン(Lekebregs Kommun)である。今回の限度額改訂により、7月1日から身体障害者およぴ高齢者の諸費用を無料にした。

その理由は、人口の少ないレーケベルグ・コミューンは、当然税金収入も少なく、今回の改訂による職員の増加、コンピューター購入などによる運営費を計算すると、約Skr 270 000:−となり、全て無料にすることにより、計算による不平等などの問題もなくなり、身体障害者や高齢者にも利益となるためであるという。当然この決定に、住民の評判はとても良いという。

(コミューン・インターネット情報参照 2002年7月5日 記載)

                           福祉情報INDEXに戻る