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「痴呆症介護ガイドブック」
30-3 「痴呆症老人と領域について」
3. 「職場で次のような、簡単なテストをしてみて下さい。」
まず、二人の介護者がお互いに、向き合うように立ちます。
互いに約1.5メートルほど離れた位置で、一方が人差し指を相手の目の前に出します。
- 最初は腕を曲げたまま人差し指で、相手を指して下さい。
- 相手はその指には何も感じません。
- 次には、腕を伸ばして、指先を相手の顔から、約50センチのところまで出して下さい。
- 相手は近づいて来る指を意識しますが、危険は感じません。
- 最後に、腕をさらに伸ばし、指先をまっすぐ相手の顔の前に出し、約30センチのところから、ゆっくりと近づいて下さい。
相手の方は、何を感じましたか? 
目の前に差し出された指を見ている相手は、だんだんと近づく指を見て、不安や恐怖を感じて、顔をさけようとしたり、思わず後ろにさがります。
相手が近づいて来たと感じて行動しかけた、その距離(指と顔の間隔距離)から身体に近い部分が、他人に侵されたくないその人の領域です。
このテストは、家庭でもできますから試してみてください。次ぎのページでもう少し詳しく説明します。
(2004年3月9日 記載)
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