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高齢福祉社会はどこへ

  ついに、ここまで落ちたか、スウェーデンの高齢者福祉:

その5.コミューンの痴呆症老人ホームに勤務する介護職員、66歳になる父親に介護の助けを頼む:

今年(2003年)に入って、二件目のスキャンダルが発覚した。ストックホルム・コミューンの北部に位置する、スンドビィベルグ(Sundbyberg)コミューンが経営する、痴呆症老人ホームに、介護職員として勤務する娘から、66歳になる父親に、「施設には8人の痴呆症老人が入居しているが、この人たちは病気であり、一人では介護ができないから、ホームに来て手伝って欲しい」と連絡があった。

コミューンのハーロンベルグ(Hallonberg)にある、痴呆症老人ホーム、ノールゴールデン(Norrgården)の、この階には8人の痴呆症老人が入居者してる。勤務予定では、土日曜日は、二人の介護職員が勤務する予定であった。以前は4人の介護職員が勤務していたが、コミューンは経費節約を理由として、人員を半数の二人に削減した。

1月の土、日曜日のある朝、介護職員が勤務のためホームに出勤したところ、二人勤務の予定が本人のみと判った。一人でベッドの移動、オムツ交換など重くて体力を要する介護をしなければならない。しかも、一人で8人の老人を介護しなくてはならない。

もう一人の職員に勤務に来て欲しいと思い、やむ得なく状況報告をして、施設の責任者の自宅に電話したところ、その責任者は「折角の自分の休日をそんな事で電話してきたのか、休日を妨害しないでくれ」と、文句を言われてうえ、なんらの援助もすることなく、電話を切ってしまった。

仕方なく、この女子介護職員は、自分の66歳になる父親に事情を説明し、ホームに来て介護の仕事を助けて欲しいと依頼したものである。

父親と娘は、老人たちのオムツ交換をし、ベッドから起こして洗顔をしてやり、時間がないために一人のみ車椅子に移動、入れ歯を必要とする老人の助けをし、その後老人たち全員に、朝食を食べさせたものである。

娘の手伝いをした父親は、痴呆症老人の介護は、本人たちが逆らうと移動やオムツ交換がとても困難になり、なかなか仕事ははかどらなかったと言う。

このホームに勤務するその介護職員は、自分は年老いても、年寄りをないがしろにしたり、なんらの手助けもしない、ここのホームには、絶対に入居したくないと言っている。

 (DN、LP 参照 2003年1月29日 記載)
 

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