From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板

 


高齢福祉社会はどこへ

                
何千人もの高齢者と重度の身体障害者が、法律に規定する援助を受けられない:

社会福祉局が最近実施した調査によると、全国で何千人もの高齢者と重度の身体障害者が、社会福祉法で保護されている、サービスハウスなどの高齢者施設の入居や、個人的援助を受けられないでいる事が判明し、各コミューンの福祉課に警告した。さらに身体障害者協会の会長は、強い不満と不安を示し、関係コミューンに強く改善と早期の援助をするようにと抗議をしている。

例えば、95歳になる女性ダグニー(Dagny)は、5年前からサービスハウスの入居申請をしており、1999年にコミューンの福祉課から、承認されているらもかかわらず、現在に至っても、どこの施設にも入居できないで待っている。

また、レーナ(Lena)は、身体障害者であり、現在グループホームに入居しているが、法律で保障されている、彼女にコンタクトマンが必要であり、コミューンの福祉課で決定しているにもかかわらず、昨年(2001年)の春から不在である。そのために、彼女は一日中部屋の中にいなくてはならず、外出すらできないと、不満を訴えいる。

社会福祉局の調査では、彼女たちの事例は例外ではなく、裁判で確定しているにもかかわらず、コミューンが要介護者に何らの援助などをしていないと報告。

コミューンの福祉課で申請された5 220件の内、わずか2件のみ法律の適用にならない。200件は承認されたが何らの処置がなされていない事実が判明し、コミューンの人手不足や、事務職員の仕事が多くて、手が回らないなどは、言い訳の理由にならないと強く抗議している。つまり申請されている5 020件に対しては、申請を受付たが、その後の処置はされていない。

一番の原因は、高齢者や身体障害者に必要なコンタクトマン、買い物、散歩などに一緒に行動する付き添い人、個人的なアシスタントなどの仕事をしたい希望者が少ないことも原因である。希望者が少ないのは、責任と仕事の内容に比較して、給料や手当てが、他の職業に比べて、とても少ないことにある。

社会福祉局は、コミューンの福祉課が決定してから、待ち時間は三ヶ月が適当な時間と判断している。しかし、サービスハウスなどへの施設入居に、数年間の待ち時間は、理解できないと報告している。ただし、法律では推薦をしていても、実行しない場合の法的処罰が規定されていない限り、この問題はなくならないだろうと、法律改定を検討する予定である。

(社会福祉局報告書参照 2002年7月2日 記載)

                                INDEXにもどる