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高齢福祉社会はどこへ

  ついに、ここまで落ちたか、スウェーデンの高齢者福祉:  

その2. 入居施設不足で、単身者用の部屋に3人の同居を強制:


昨年(2002年)12月に、オーレブロ県内の、高齢者施設に、普通は独身者、または夫婦者二人が基準として入居している部屋に、部屋不足から、その一部屋に3人から4人の入居者を入居させていたことが判明した。

しかも、この施設を経営するコミューン・ボングブルー(Bångbro)の福祉課は、これらの部屋に、規定以上の要介護者を3人または4人も同居させながら、部屋の家賃はそれぞれから一人分の規定利用料金を請求していることが判明。

サービスハウスの入居者の一人で、車椅子生活をしている、女性 Ella Hansson (74歳)は、「わたくしが一人でゆっくりと寝られたのは、ずいぶんと以前のことです」と話す。彼女の部屋は一人用であるが、現在は3人同居しているのにもかかわらず、部屋の家賃は安くなっていないと苦情。昨年末の新規入居者は夜中でも泣いたり、騒いだりして、静かに寝られず、日中も一人になれず、気分が落ち着くことなく、精神的にも疲れてきたと言う。

この原因を調査すると、エーデル改革後、医療機関(普通は病院)から治療を受けた者で、引き続き介護を要する者は、住居地のコミューンが受け入れる場所を提供しなくてはならない。このコミューンは病院から退院してきた、高齢者を受け入れられるすべての施設は、満席であることから、一時対策として、独身者または夫婦用の部屋に、4人もの要介護者を入居させていたものであると、コミューンの責任担当者は説明している。

しかし、担当責任者は、同居生活がいつまで続くかは、新規施設の建設予定はなく、空き部屋もないことから、未定であると言う。また、この様な処置を臨時に取っているコミューンは、我々だけではないと言う。

治療を終えた患者を、コミューンが受け入れ施設が無い場合、病院側は、介護を要する患者の滞在費として一人当たり、一日Skr3000:−をコミューンに請求している。これらの経費を節約するために、コミューンは受入先が無いのにもかかわらず、病院から退院させて、同居生活をさせているものである。

施設職員は、同居生活者が増加することは、介護の負担が多くなり、入居者のプライベートを守ることは不可能にちかい。また同室に何台もの車椅子もあり、さらに部屋は狭くなり、トイレとシャワーも4人が使用、普通の生活を営むことが困難な状態であり、早期解決を要求している。

  原稿出展は新聞記者A Rytterbrantの好意によって提供されたもの。

  (BP 参照 2003年1月11日 記載)              

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