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高齢福祉社会はどこへ (2004年)

                
84歳の高齢女性、訪問介護で部屋の掃除を希望したが拒否される:

コミューンの経費節約は、高齢者の日常生活に大きく影響を与えているのは、既に何回も記載しているが、ここに紹介するのは、84歳になる女性が2003年には一週間置きにホームヘルパーが部屋の掃除をするサービスを受けていたが、ストックホルムの北部にあるスンドビィベルグ・コミューン( Sundbyberg kommun )は、経費節約でこの女性の部屋の掃除を一ヶ月に一回と削減する事に決定した。

介護補助判定職員の指導では、週に二回掃除が必要と推薦していたが、今は月に一回のみで衛生面からも不適当であると女性はコミューン相手に、決定変更の抗議手続きを県の行政裁判所にした。

県の行政裁判所は、社会法に基づき女性の権利は妥当であるとして、コミューンに介護補助職員の判定通りに、週に二回部屋の掃除をするようにと判定しコミューンに決定変更を指導した。

コミューンの社会福祉課職員は、経費節約でしたのではなく、この女性にホームヘルパーが掃除する時間を、他の高齢者で本当に必要とする人に当てるためにしたものである。しかし行政裁判所がその様に判定したのならば、今後のコミューンのサービスについて再検討を要すると、言い訳をしている。

しかし、コミューンの高齢者オンブズマンは、これは補助システムの改善ではなく、明らかに経費節約であり、ホームヘルパー自身も掃除が必要であると、女性の希望を応援していたと説明。さらにコミューンの社会福祉活動の恥であり、行政裁判所が正しく判定したとこは、高齢者のためにも歓迎するべきことであると言っている。

ちなみに、社会法には、自己管理で必要とされることが出来ない場合、誰もが補助または援助を受けられる権利を有すると記載。しかもそれは日常生活で必要とされる、自己管理の生活を出来るように援助することは、可能な限り認めるべきであるとしている。

  ( STH、判例参照 2004年6月25日 記載 )

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