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高齢者福祉の民営化

 
その一例をルポしてみた。

94年9月5日に民営化で開院したソルナ市に、オスカールロー・オムソルグホームがある。古い学校を、地域の生徒数が減ったことにより廃校、校舎を改造して中は明るく、とても清潔な建物である。

個室が35部屋あり、職員は看護婦、准看護婦、テラピストなどをいれて全部で27名勤務している。人員不足で介護士のアウリは、5週間のうちたった一度だけ昼食がとれたのみと彼女は退職した。

患者のうち二人は自分で動きがとれるが、他の患者は介護が必要。最初の計画では、全員が朝食前には起きられるように介護する予定でいたが、人手不足でそれができず、今では昼近くに起き全員ベッドで食事をとっている。時には一日中寝たきりのこともある。

痴呆症の患者は、精神不安定で凶暴になり、職員の一人が介護中に強く殴られて、胸の骨を折る事故があった。「本来患者にしてやりたい介護ができない状態では、看護の意味がない」と看護婦の一人は説明してくれた。

経営者が職員を増加してくれなければ、全員退職すると講義しマスコミに取り上げられて、ようやく経営者側もすこし改善をしたが、職員はまだ不十分であるといっているが、表面に出て抗議をすると幹部からいじめにあうからと発言することをさけている。

(20001年10月11日記載)


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