From Stockholm
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オンブズマンについて

 
実地視察 (Inspections)

オンブツマンは、その役目の一環として<,よくその監察対象である公共当局の現場へ視察に出かける。近年も、中央行政機関、県行政当局、裁判所、刑務所、兵営等をJOは頻繁に実地視察した。このような実査はJOの時間にあまりにも大きくくいこむので、将来はある程度その回数を減らさざるを得ない、ということになるかも知れない。しかし、どうも改善を要する状況がありそうだと疑われる行政庁や機関について、JOが実地視察の手を緩めることはないだろう。

調査 (Investigations)

JOは長期的な調査をも行う。法律やその実施状況の見直しなどが、しばしばこの長期的な調査の中に含まれる。このような形での調査にJOが乗り出す動機となる材料はさまざまなところから寄せられる。市民からの苦情申し立てによることもあり、新聞雑誌の記事がもとになることもある。この種の長期的調査になぜ乗り出そうとするか、JOはその理由を示す必要はない。

一般市民からの苦情(Complains from the public)

不当な扱いを受けたと思う市民は、誰でもJOに宛て書面で苦情を申し立てることが出来る。1977年にそのような苦情申し立ての扱い件数は、3 039件に達し、1994年で件数は4 589通であった。これだけの苦情を一つ残らずJOが処理することは不可能であって、JOにはむしろ社会の諸要求と個人の自由との間に、公正なバランスを取るという見地から見て、特に重要と思われる案件に勢力を集中することが要求される。苦情の多くは、官僚主義的な堂々めぐりにうんざりさせられた市民からの訴えである。

国会は、JOに対して、どのケースを取り上げて調査に乗り出すか、及び決定についての完全な自由裁量権を与えている。また、JOは、その方がより適切だと判断する時は、案件を他の行政機関に回付して、そこで直接調査をしてもらうよう取り計らう権限を持っている。

監督 ( Supervision )

議会オンブッマンは、職制上は国会に属するけれども、職務上は国会に対して完全な自由裁量権を与えられている。国会はいちいちJOに指示を発する権限を持っていない。他方、JOの公式報告書は、国会の常任委員会の一つによって検討される。この委員会は報告書の主要点を検討したうえで、その所見を国会に報告する。

マスメディアもJOに対する統制機能を果たしているといえる。議論の余地のありそうなJOの判断例を取り上げて、公の議論の材料として提供するからである。

(2002年3月10日 記載)
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