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オンブズマンについて

 
スウェーデンのオンブツマン:

スウェーデンでは、行政権力と市民の諸権利とのあいだに衝突が起きる場合に、十分に市民の側に立って応援する、というのが法の基本的な建前となっている。そこで、政府官僚、行政官吏の行為に監視の目を光らせるという役割が、議会オブツマン(JO)に委ねられている。

もっともスウェーデンには、他にも全部で7種類のオンブツマンと呼ばれる人がいる。公正取引オンブツマン(NO)は競争禁止法 (the Restrictive Trade Practices Act)の尊守状況を監視する。消費者オンブツマン(KO)の受け持ちは、マーケティング法(The Marketing Act) と不当契約条項禁止法 ( The Unfair Contract Terms Act) という二つの法律の施行である。

そのほかに報道オンブツマン(PO)がいる。POの役割は、例えば名誉毀損あるいは、記事内容が不正確という苦情申し立てを受けて調査を行い、それらを法廷に持ち出すまでに至らない段階で、問題が解決するように手助けをすることにある。

その他平等オンブツマン(JämO)、特に男女平等についての監督、身体障害者オンブツマン(HO)は身体障害者の権利確保と保護を監督、児童オンブツマン(BO)は、こどもの権利、保護を監督、人種差別オンブツマン(DO)は、外国人、宗教、人種差別に対する監督をすることにある。

スウェーデンのオンブツマンの歴史は、実に1713年にカール12世国王が常に戦争でスウェーデンの国外に出ていたことから、国王は彼の代理として裁判官や国の役職職にある者が、忠実に法律や実務を施行しているかを管理する代理人を必要とした。

タイトルとして「国王の最も高い地位にあるオンブツマン」と呼ばれ、後に「国会任命のオンブツマンの長官」と呼ばれた。時代の変化と共に、ヨーロッパにもこのアイディアが広がった。
このモダンな国民の自由と権利が認められるようになり、アメリカでもこの方式を1776年に議会は取り入れた。

ちなみに議会オンブツマンをデンマークは1955年に、イギリスは1967年、フランスは1973年に導入。またスペインではフランコ政府の破壊と共に導入され、ポルトガルも同時期に導入した。

東欧では共産党思想の破壊と共に、スウェーデンのオブツマンをモデルとし、1989年にポーランドが導入、スウェーデンは議会オンブツマン(JO)に、現在毎日約12通の苦情の手紙が届いているのに比較して、ポーランドでは、毎日200から300通の苦情の手紙が、オブツマンに届いている。

参考資料は、The Swedish Institute, Dagens Nyheterその他各オンブツマンからの資料を参考としました。
説明文に誤字、脱字など間違いがありましたら、ご遠慮なくメールにてご連絡ください。

(2001年9月20日 記載)


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