From Stockholm
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友人の介護記録

 
その3.日本からスウェーデンへ移動:

11月9日に、スウェーデンから脳神経専門医師を派遣、日本の病院近くのホテルに滞在することになった。毎日病院医師と共に治療診断を11日までした結果、飛行機による移動は可能であると判定され移動許可が出た。S氏の家族には常にFAXと手紙にて、移動について状況報告してある。

病院から名古屋空港までの移動当日は、スウェーデンからの医師と病院側の看護婦が付き添い、S氏は救急車にて、家族は自動車にて、12日早朝に実行された。

当時ストックホルムは寒く、冬服をダルマのように着せられて、家族や看護婦とも別れたS氏は名古屋空港から関西空港までは国内便を利用、短時間なので座位にて移動した。、関西空港からベッドに寝たままの状態、つまり病人移動処置で、SAS機でデンマークのコペンハーゲン飛行場に到着、その後乗り換えをして、スウェーデンの首都アーランダ飛行場に移動した。

飛行場には12日18時30分に到着の予定であったが、ベッド移動などでコペンハーゲン飛行場で時間がかかり、大幅に遅れて到着したのは21時8分であった。待機していた救急車に乗せて、フーディンゲ病院に到着、入院したのは夜中の23時ちかくであった。

長期の移動時間で、本人は肉体的にも精神的にも極度の疲労し、到着後すぐに病院医師が診察、投薬などをしたが、本人とのコミュニケーションは出来なかった。翌日13日私は約束の時間に病院訪問をし、医師の診察に立ち会った。疲労が激しく、心臓は高ぶり、脈拍は102で、意識朦朧で会話にも障害をきたし、身体の反応検査では、指すら動かすことが出来ない状態であった。当日脳検査し、翌14日には心臓精密検査を実施した。

脳検査の結果は、日本の病院からの報告と変わらず、あまり心配することはないと思われた。ただ心臓への負担は飛行機移動により、多少の変化が認められたが、生命に影響を与えるほどのものではなく安心した。

国際保険会社は、日本の病院費用、日本国内とスウェーデンでの救急車、飛行機などの移動及び派遣医師の経費など、全経費の支払をした。家族が負担したのは、家族自身の介護費用のみであった。

この国際保険会社とは、FAXや電話など前後20回以上におよぶ連絡を取ることになった訳だが、書類作成や会話も、職員はデンマーク語、私はスウェーデン語を使用。時々デンマーク語の電話会話が正確に理解できない時があった。そのため誤解があってはならず、必ず内容を正確に理解するために、何回も繰り返し確認する私に、職員は根気よく説明してくれた。そのためにお互いの誤解や間違いを避ける事ができた。さらに電話で交渉し了解を得た内容については、必ず書面を送付して確認を取り、何も問題なく事務処理がスムーズに出来たことを感謝している。

(2002年3月1日 追記)


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