From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板


 


友人の介護記録

 
その5.入院期間延長

最初の予定では1997年1月10日に退院し、家庭治療を病院側は計画した。しかし、1月に入っても治療効果はあまりよくなく、各担当職員と会議を持ち、引き続き病院にて治療をして欲しいと要請、コミューンの福祉課に延長申請した。

その結果2月25日まで認定許可され、S氏はリハビリに励んだ。その間彼の妻は、毎日のように病院を訪問し介護とリハビリの補助をしながら、退院後にどのようなトレーニングをしなければならないか、自ら練習することができ、本人も勉強に努めた。

この入院期間延長中に、特に作業療法と運動療法に力をいれるとこにした。毎
日午前に一回まず運動をする。この運動は、座ってする運動から始まり、補助器具を利用して立ってする運動とを平行して実施した。ボールを転がす、それを受け止めるなど単純な作業から、立ったまま風船を飛ばす作業を数日続ける。

ある程度バランスが取れるようになってから、丸い台に乗りバランス感覚の訓練、そしてゴムマリを職員と飛ばしあう運動。しかし、この運動は最初は右半身付随の状態のため、どうしても左手のみで受け止め、左手で飛ばそうとするために、バランスがくずれ、彼はすぐに疲れて数分しかできなかった。

数日後には、このバランスの取り方の要領を覚え、右手を左手で支えながら受け止められるようになり、右手の肘で飛んでくるマリを飛ばし返せるようにまで運動ができるようになってきた。

作業療法の最初は、木のハンマーで、子供が木槌を叩く玩具を利用して、まず正常の左手で玩具の木を叩いて、果たして正確に目的物を叩くことが出来るのかテストしたが、結果は右手に無意識に力が入るため、外れる率が高かった。この詐作業も続けていく内、目的物を正確に叩くようになり、次に右手で叩く作業をしたが、正確に叩けるまでには、相当長い間訓練を要した。

退院前には、普通の鉄のハンマーで釘を正確に叩けるまでに良くなってきた。車椅子での移動にも慣れて、職員の補助がなくても庭の散歩を自由にできるまでに回復してきた。


  (2002年5月8日 追記)    

                      INDEXにもどる